【第二種・解説】1か月で合格!Day 18 腰痛予防対策の指針

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腰痛予防対策の指針

皆さんは、仕事中に腰の痛みを感じたことはありませんか?実は、職場における腰痛は、休業4日以上の職業性疾病のうち約6割を占める、非常に身近かつ重大な労働災害です。

今回は、厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」に基づき、衛生管理者が知っておくべき腰痛予防のポイントを解説します。

腰痛の発生要因

腰痛を防ぐためには、まず「なぜ腰痛が起こるのか」を知る必要があります。主な要因は以下の4つに分類されます。

1. 動作要因:重量物の取り扱いや、無理な姿勢での作業など、腰に過度な負担がかかる動作。
2. 環境要因:転倒しやすい床面、階段、振動、寒冷な作業環境など。
3. 個人的要因:年齢、既往歴、筋力、体格など(女性は男性より筋肉量が少なく、負担が大きくなりやすい傾向があります)。
4. 心理・社会的要因:職場の人間関係などのストレス。

腰痛予防のための3つの管理

衛生管理者は、これらをふまえて組織的に対策を講じる必要があります。

1. 作業管理

物理的な負担を減らすことが第一です。重量物の取り扱いや介護作業などは、可能な限り省力化を図りましょう。具体的には、台車や福祉用具の活用、作業台の高さ調節、同一姿勢を長時間続けないための休憩の挿入などが有効です。

2. 作業環境管理

床面の凹凸をなくして転倒を防いだり、作業に必要な照度を確保したりすることは、間接的ですが重要な腰痛予防です。また、振動を伴う機械を扱う場合は、防振対策を徹底しましょう。

3. 健康管理

ここが試験の最重要ポイントです!
腰に著しい負担がかかる作業に常時従事させる労働者に対しては、腰痛健康診断の実施が義務づけられています。

実施のタイミング 実施間隔
作業へ配置する際 配置時
配置後 6カ月以内ごとに1回

※腰痛健康診断では、業務歴・既往歴の調査や、脊柱の検査、神経学的検査などが行われます。

腰痛予防のための労働衛生教育

重量物の取り扱いや不自然な姿勢での作業を行う労働者に対しては、正しい作業手順や身体の使い方について、配置時および必要に応じて労働衛生教育を実施してください。

本日の復習クイズ

Q:腰部に著しい負担のかかる作業に常時従事する労働者に対して、事業者が実施すべき健康診断として正しいものはどれですか?

1. 配置時のみ実施し、その後は本人の希望があった場合のみ実施する。
2. 配置時に実施し、その後は1年以内ごとに1回、定期に実施する。
3. 配置時に実施し、その後は6カ月以内ごとに1回、定期に実施する。
4. 配置時に実施し、その後は3カ月以内ごとに1回、定期に実施する。

【解答】
正解:3
解説:腰部に著しい負担のかかる作業に常時従事させる労働者には、配置時およびその後6カ月以内ごとに1回、腰痛に関する健康診断を実施しなければなりません。

お疲れ様でした!今日の学習はここまでです。

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