安全衛生教育と雇入れ時教育
衛生管理者の皆さん、こんにちは!日々の学習お疲れ様です。
衛生管理者試験の合格を目指すうえで、非常に重要な「労働安全衛生法」の分野に入ります。今回は、職場での安全衛生教育の基本である「雇入れ時・作業内容変更時の教育」について解説します。
現場で働く一人ひとりが安全に対する意識を持つことは、労働災害を未然に防ぐために必要不可欠です。この項目は、試験でも実務でも頻出の論点ですので、しっかり押さえていきましょう!
雇入れ時・作業内容変更時の安全衛生教育
事業者は、新しく労働者を雇い入れたときや、配置換えなどで業務内容が変わったときは、その新しい作業について「安全または衛生のための教育」を行う義務があります。
ここがポイント!
この教育は、事業場の規模や雇用形態(正社員、パート、アルバイト)、雇用期間にかかわらず、すべての労働者が対象です。たった1日だけのアルバイトであっても、実施しなければなりません。
教育を行うべき項目
教育の内容は以下の8項目です。
1. 機械・原材料等の危険性または有害性および取扱方法
2. 安全装置・有害物抑制装置・保護具の性能および取扱方法
3. 作業手順
4. 作業開始時の点検
5. 業務に関して発生するおそれのある疾病の原因および予防
6. 整理・整頓・清潔の保持
7. 事故時における応急処置および退避
8. その他、業務に関する安全または衛生に必要な事項
教育の実施が省略できるケース
試験では「どの項目が省略できるか」がよく問われます。以下の2つのパターンを整理しましょう。
| 対象 | 省略可能な項目 |
|---|---|
| 一定の非工業的業種(金融業、保険業、医療業など) | 上記1~4(安全教育項目) |
| 十分な知識・技能を有すると認められる者 | すべて(1~8) |
注意点:
非工業的業種であっても、項目5~8(衛生教育や応急処置など)については省略できません。
また、教育の講師は衛生管理者である必要はなく、社内のベテラン作業者や外部の専門家が担当しても問題ありません。
本日の復習クイズ
Q:銀行(金融業)において、新たに採用した労働者に対して行う「雇入れ時教育」において、省略することができない項目はどれでしょうか?
1. 機械の取扱方法に関すること
2. 作業手順に関すること
3. 整理、整頓、清潔の保持に関すること
4. 安全装置の取扱方法に関すること
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解答と解説
正解:3
解説:金融業などの非工業的業種では、機械の危険性や作業手順といった「安全教育(項目1~4)」は省略可能です。しかし、整理整頓や清潔の保持(項目6)を含む「衛生および安全衛生一般(項目5~8)」は省略できません。項目1、2、4は安全教育のため省略対象となります。
お疲れ様でした!今日の学習はここまでです。
